CHARACTER

士源<しげん>

◆名前◆ 碌(ろく) 士源(しげん)

◆性別◆ 男性


◆備考◆
 本編におけるおもな視点人物であり主人公的な医師。
 闇医者業をこなしつつ義肢の関する研究をしている。
 外科医師としてもそこそこの実力を持つが、義肢の装着時対応、またはすでに装着した者への点検、交換、調整、などの施術ではかなりの実力を持つ。
 涼音と出会うまでは、研究そのもの以外のことに興味がなく――仮に自覚がなかっただけだとしても――世間とのズレは劣等感に似た感覚で自分の意識においていた。

涼音<すずね>

◆名前◆ 涼音(すずね)

◆性別◆ 女性


◆備考◆
 義肢の関する研究をしている士源(しげん)にひろわれた娘。
 以前の過去は本当の名前をふくめて忘れてしまっている。
 右眼球、左腕を損傷していたため、
なんらかの事故、事件にあっていた可能性が考えらる。
 いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)のための記憶障害
と見られるが当人はあまり気にしていないらしい。

 常に旗袍(チャイナドレス)を着ているのは現在住む診療所に
女性用の着衣がないためである。
 強いてあげるとすれば検査用の着衣程度しかなく、
とうぜんながら下着もない。
 診療所の暮らしにも慣れ、士源としては
他にも用意しようという準備はあるのだが、
これも当人は気にしておらず、むしろ好んでいるようである。

sampleVOICE

※18禁音声はIMAGE_SAMPLEで公開されています

カラス<からす>

◆名前◆ カラス

◆性別◆ 男性


◆備考◆
 士源に診療所を与えた人物。
 現状、町でもっとも大きな組織である<黄具(おうぐ)>にすら一目置かれている男。
 組織の形態も特殊な形をとっており、彼へ協力する人間の八割以上が彼につきしたがっているわけではなく、依頼や委託などが主体といえる。  格式などはないもののそういった形式のせいか、彼の組織――言うなればカラス後援体ともいうべき――の者は総じて意識が高く、ゆえにミスや内部分裂(そもそも起こしにくい構造をカラスが作っている)がすくない。
 抗争が頻発していた時期には、彼は武闘派であり、かつその戦略(戦術ではない)が優れていたうえにどこの組織にも正式に属することがなかったため、よく知る者が「カラス」と呼んだのが、本名やより詳しい過去などは本人にしかわからない。

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